はじめに

免許を取得したばかりの運転初心者にとって、「もしも運転中にトラブルが起きたらどうしよう」という不安は常につきまといます。そんな不安を解消してくれるのが、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)です。
JAFは1963年の設立以来、60年以上にわたりドライバーの安心・安全を支え続けてきた日本最大の自動車クラブです。2025年3月末時点で会員数は約2,081万人を突破し、日本の自動車保有者の約4人に1人がJAF会員という驚異的な規模を誇ります。さらに、会員の継続率は約88〜92%と非常に高く、多くの会員が長年にわたってJAFのサービスに満足していることがうかがえます。
この記事では、運転初心者がなぜJAFに入会すべきなのか、その理由を徹底解説します。JAFの特徴やサービス内容、自動車保険のロードサービスとの違い、お得な入会方法まで、これからカーライフを始める方に役立つ情報を網羅的にお届けします。
JAFとは?運転初心者が知っておくべき基礎知識

JAFの概要と歴史
JAF(Japan Automobile Federation)は、正式名称を「一般社団法人日本自動車連盟」といい、自動車ユーザーに対して安全性と安心感を提供することを目的とした非営利団体です。国際自動車連盟(FIA)に加盟する日本唯一の団体であり、モータースポーツの統括や国際運転免許証の発行なども行っています。
設立から60年以上の実績があり、その間に培われたノウハウと信頼性は、他のロードサービスとは一線を画しています。特に運転初心者にとっては、いつでもどこでも頼れる「ドライバーの味方」として心強い存在です。
なぜ運転初心者にJAFがおすすめなのか

運転初心者がJAFに入会すべき理由は大きく分けて5つあります。
第一に、運転経験が浅いうちはトラブルへの対処法がわからないことが多い点です。バッテリー上がりやパンクなど、ベテランドライバーなら自力で対処できるトラブルでも、初心者にとっては不安が大きいものです。JAFに連絡すれば、プロのスタッフが現場まで駆けつけて対応してくれるため、安心してドライブを楽しめます。
第二に、JAFのロードサービスは「人」に付帯するサービスである点です。自動車保険のロードサービスは「契約車両」に対して適用されますが、JAFは「会員本人」がサービスの対象となります。つまり、マイカーだけでなく、友人の車やレンタカー、さらには助手席に乗っているだけでもサービスを受けられるのです。免許取得直後で自分の車を持っていない方や、たまにしか運転しない方にとって、これは大きなメリットといえます。
第三に、利用回数に制限がない点です。自動車保険付帯のロードサービスは年間の利用回数に制限があることが多いですが、JAFは何度トラブルに見舞われても原則無料で対応してもらえます。
第四に、自然災害に起因するトラブルにも対応している点です。台風や大雨、雪などによる車両トラブルは、自動車保険のロードサービスでは対象外となることがありますが、JAFなら対応可能です。
第五に、24時間365日、全国どこでも対応してくれる安心感です。深夜のトラブルや、地方への旅行中でも、すぐにサポートを受けられます。
JAFのロードサービス徹底解説

圧倒的な対応実績:年間229万件以上の救援に対応
JAFのロードサービスは、2024年度実績で年間229万件以上の救援要請に対応しています。これは約13.7秒に1件の割合で出動している計算になり、その対応能力の高さがJAFの信頼性を裏付けています。
全国各地に配置されたサービス拠点から、研修を積んだ専門スタッフが現場へ急行します。保険会社のロードサービスが整備工場などの事業者に委託されているケースが多いのに対し、JAFは技術、接客、規律、安全対策などの研修を積み、一定のサービス品質をクリアしたスタッフが対応するため、安定した品質のサービスを受けられます。
24時間365日対応の安心感
JAFのロードサービスは、年中無休で24時間対応しています。深夜の帰宅途中や、早朝のドライブ中にトラブルが発生しても、電話一本で専門スタッフが駆けつけてくれます。
特にゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの大型連休期間は、救援要請が増加する傾向にあります。2024年度末から2025年初めにかけての年末年始期間(2024年12月28日〜2025年1月6日)には、全国で82,747件もの救援要請がありました。このような繁忙期でも迅速に対応できる体制が整っているのは、JAFの大きな強みです。
対応するトラブルの種類

JAFのロードサービスが対応するトラブルは多岐にわたります。代表的なものとして、バッテリー上がり(ジャンピングによる応急始動)、タイヤのパンク(スペアタイヤへの交換)、キー閉じ込み(鍵の解錠)、燃料切れ(ガソリン・軽油の補給)、落輪・脱輪(車両の引き上げ)、故障車のレッカー移動などがあります。
救援要請の中で最も多いのは「バッテリー上がり」です。特に夏場のエアコン使用や冬場のヒーター使用でバッテリーに負担がかかりやすく、運転初心者がうっかりヘッドライトを消し忘れたまま車を離れてしまうケースも少なくありません。JAF会員なら、一般道でのバッテリー上がり対応が無料で受けられます。
非会員の場合、バッテリー上がりの応急処置だけでも21,700円程度の費用がかかりますが、会員なら無料です。この1回の利用だけでも、年会費4,000円の元が十分に取れる計算になります。
バイクにも対応
JAFのロードサービスは自動車だけでなく、大型二輪、普通二輪、小型二輪、原付といったバイクの救援・搬送にも対応しています。バイクで通学や通勤をしている方にとっても心強いサービスです。
JAFと自動車保険のロードサービス、どちらを選ぶべき?

運転初心者の方から「自動車保険にもロードサービスが付いているなら、JAFは必要ないのでは?」という疑問をよく聞きます。しかし、両者には明確な違いがあり、JAFならではのメリットも多く存在します。
サービス対象の違い:「車」vs「人」
最も大きな違いは、サービスの対象です。自動車保険のロードサービスは「契約車両」に対して適用されます。つまり、自分の車でなければサービスを受けられません。一方、JAFは「会員本人」がサービスの対象となるため、友人の車を借りて運転しているとき、レンタカーを利用しているとき、さらには助手席に同乗しているときでもサービスを受けられます。
運転初心者で自分の車を持っていない方、複数の車を運転する機会がある方、家族や友人と車を共有している方にとって、JAFの「人に付帯する」という特徴は大きなメリットになります。
利用回数の違い
JAFのロードサービスには利用回数の制限がありません。年に何度トラブルに遭遇しても、原則無料で対応してもらえます。一方、自動車保険付帯のロードサービスは、年間の利用回数に制限があるケースが一般的です。運転に不慣れな初心者は、ベテランドライバーよりもトラブルに遭遇しやすい傾向があるため、回数無制限のJAFは心強い味方といえます。
対応範囲の違い
自動車保険のロードサービスでは対応していないケースでも、JAFなら対応可能な場合があります。例えば、雪道でのスタック(立ち往生)、自然災害に起因するトラブル、パンク時のタイヤ交換(スペアタイヤがない場合の対応)などは、保険会社によっては対象外となることがあります。
併用でさらに安心
JAFと自動車保険のロードサービスは、どちらか一方を選ぶのではなく、併用することでより手厚いサポートを受けられます。JAFと提携している自動車保険に加入している場合、JAF会員であれば無料サービスの範囲が拡大されるなど、プラスアルファの優遇サービスが適用されることがあります。
例えば、レッカー移動の距離が延長されたり、修理後の車両搬送サービスが追加されたりするケースがあります。自分が加入している自動車保険がJAFと提携しているか確認してみることをおすすめします。
ロードサービス以外も充実!JAF会員優待サービス

JAFの魅力はロードサービスだけではありません。全国約44,000カ所の提携施設で、会員優待サービスを受けられるのも大きなメリットです。
全国約44,000カ所で使える会員優待
JAF会員は、レストラン、カフェ、ガソリンスタンド、ショッピング施設、ホテル、レジャー施設、映画館など、日常生活から旅行まで幅広いシーンで割引や特典を受けられます。
具体的な優待例として、飲食店では牛丼チェーン店での50円引きやファミレスでの割引、ガソリンスタンドでは給油時のリッター数円引き、観光施設では水族館や遊園地の入場料割引、宿泊施設ではホテル宿泊料金の割引、レンタカーでは基本料金の割引などがあります。
年会費4,000円のうち、これらの優待サービスを上手に活用すれば、ロードサービスを一度も使わなくても元が取れる可能性があります。「お守り代わり」としてだけでなく、日常的にお得を実感できるのがJAFの魅力です。
JAFアプリで簡単検索

会員優待施設は、JAFの公式アプリや「JAFナビ」ウェブサイトで簡単に検索できます。現在地周辺の優待施設を探したり、ジャンルや地域で絞り込んだりすることが可能です。ドライブ先で「この近くにJAF優待が使えるお店はあるかな?」と思ったときに、すぐに調べられるので便利です。
また、アプリ限定のクーポンや期間限定の特別優待も配信されるため、定期的にチェックすることでさらにお得に利用できます。
JAFが取り組む交通安全活動
JAFはロードサービスや会員優待だけでなく、交通安全の促進にも積極的に取り組んでいます。運転初心者にとって役立つ情報やサービスも多く提供されています。
安全運転講習会
JAFでは、全国各地で安全運転講習会を開催しています。運転技術の向上だけでなく、危険予測や緊急時の対処法など、実践的なスキルを学べる内容になっています。運転に自信がない初心者ドライバーにとって、プロの指導を受けられる貴重な機会です。
シニアドライバーズスクール

高齢のご家族がいらっしゃる方にとっても、JAFのシニアドライバーズスクールは安心材料になります。加齢に伴う身体機能の変化を踏まえた運転技術の確認や、安全運転のポイントを学べるプログラムが用意されています。
チャイルドシートの正しい使用方法
小さなお子さまがいるご家庭向けに、チャイルドシートの正しい取り付け方法や使用方法についての情報提供も行っています。JAFの調査によると、チャイルドシートの取り付けミスは非常に多く、正しい使用方法を知ることで子どもの安全を守ることができます。
交通安全に関する調査・情報発信
JAFは「信号機のない横断歩道での一時停止率」など、交通安全に関する独自調査を毎年実施し、その結果を公開しています。2025年の調査では、一時停止率は56.7%でした。こうした情報は、ドライバーとしての意識を高める上で参考になります。
また、機関誌『JAF Mate』(年4回発行)では、安全運転に関する情報やカーライフに役立つ情報が掲載されており、会員に届けられています。
JAFの料金体系とお得な入会方法

個人会員の料金
JAFの個人会員になるには、入会金2,000円と年会費4,000円が必要です。つまり、初年度は合計6,000円、2年目以降は年会費の4,000円のみで会員資格を維持できます。
月額に換算すると約333円(年会費4,000円÷12ヶ月)で、24時間365日のロードサービスと全国約44,000カ所の会員優待を利用できると考えれば、非常にコストパフォーマンスの高いサービスといえます。
家族会員でさらにお得
すでに家族の中にJAF個人会員がいる場合、家族会員として入会することでさらにお得になります。家族会員の年会費は1名あたり2,000円で、最大5名まで加入可能です。家族会員もロードサービスや会員優待を同じように利用でき、それぞれにメンバーシップカードが発行されます。
例えば、4人家族の場合、個人会員1名(入会金2,000円+年会費4,000円)+家族会員3名(年会費2,000円×3名)で、初年度は合計12,000円となります。1人あたり年間3,000円でJAFのサービスを利用できる計算です。
お得に入会する方法
JAFへの入会をさらにお得にする方法がいくつかあります。
まず、クレジットカードでの支払いで自動振替を登録すると、初回継続時(2年目)の年会費が500円割引になります。通常4,000円の年会費が3,500円になるため、長く続ける予定の方は自動振替の登録がおすすめです。
また、年会費の複数年一括払いを利用すると、入会金が割引になるケースがあります。3年一括払いで1,000円引き、5年一括払いで2,000円引きになることがあるため、長期的に会員を続ける予定の方は検討してみてください。
さらに、JAFと提携したクレジットカード(JAF・JCBカード、JAFセゾンカードなど)を利用すると、カードのポイントをJAF年会費に充当できたり、追加の特典を受けられたりする場合があります。
時期によっては新規入会キャンペーンを実施していることもあるため、公式サイトで最新情報をチェックしてから入会するのがおすすめです。
海外でも使える!JAFの国際サービス

JAFは国際自動車連盟(FIA)に加盟しており、海外でも会員サービスを受けられるのが大きな特徴です。
海外の自動車クラブとの提携
JAF会員は、会員証を提示することで、世界各国の自動車クラブのロードサービスを現地で利用できます。海外でレンタカーを借りてドライブする際にも、万が一のトラブルに備えられるのは安心です。
Show Your Card & Save®プログラム
「Show Your Card & Save®」プログラムにより、北米、オーストラリアなどのホテルやレストランでJAF会員証を提示すると、割引を受けられることがあります。海外旅行の際にも、JAF会員であることのメリットを実感できます。
実際のJAF利用者の声

JAFのサービスを実際に利用した方々の声をご紹介します。
迅速で信頼できる対応に感謝
「車のバッテリーが上がってしまい困っていたところ、JAFに連絡するとすぐに駆けつけてくれました。スタッフの方はとても親切で、手際よく対応してくれたおかげで、すぐに車を動かすことができました。初めてのトラブルで不安でしたが、JAFに入っていて本当に良かったです。」(40代・男性)
旅行中の安心感
「家族で旅行中にタイヤがパンクしてしまい、JAFを呼びました。休日にもかかわらず、迅速に対応してくれ、旅行の計画を大きく変更せずに済みました。旅行中でも安心して運転できるのはJAFのおかげです。子どもたちも『JAFのお兄さんかっこいい!』と喜んでいました。」(30代・女性)
免許取りたてで助かった
「免許を取ったばかりで、運転中に警告灯が点灯してパニックになりました。JAFに電話したら、落ち着いて状況を聞いてくれて、すぐに来てくれました。原因も丁寧に説明してもらえて、勉強になりました。年会費以上の価値があると実感しています。」(20代・女性)
JAFの実績を数字で見る

JAFの信頼性は、具体的な数字にも表れています。
会員数については、2025年3月末時点で約2,081万7千人が加入しており、日本の自動車保有者の約4人に1人がJAF会員です。
会員継続率については、約88〜92%という高い継続率を維持しており、多くの会員がサービスに満足していることがうかがえます。
年間救援件数については、2024年度は約229万件以上の救援要請に対応し、約13.7秒に1件の割合で出動しています。
会員優待施設数については、全国約44,000カ所の提携施設で会員優待サービスを提供しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. JAFは車を持っていなくても入会できますか?
はい、入会できます。JAFは「人」に付帯するサービスのため、車を所有していなくても会員になれます。レンタカーを利用する機会がある方、友人の車に同乗することがある方、これから車の購入を検討している方にもおすすめです。
Q2. JAFの会員証を忘れた場合でもサービスを受けられますか?
ロードサービスを受ける際、会員証がなくてもサービスを受けられます。電話やアプリで救援要請をする際に、会員番号や登録情報で本人確認ができれば対応してもらえます。JAFアプリにはデジタル会員証機能もあるため、スマートフォンにアプリをインストールしておくと便利です。
Q3. バイクでもJAFのロードサービスは使えますか?
はい、使えます。JAFは大型二輪、普通二輪、小型二輪、原付といったバイクの救援・搬送にも対応しています。
Q4. JAFを呼ぶと時間がかかりますか?
状況や場所によって到着時間は異なりますが、JAFは全国各地にサービス拠点を持っているため、比較的早く現場に到着します。バッテリー上がりなどの単純な作業であれば、到着後10分程度で対応が完了することもあります。
Q5. JAFと自動車保険のロードサービス、両方必要ですか?
必須ではありませんが、併用することでより手厚いサポートを受けられます。特に、JAFと提携している自動車保険に加入している場合は、サービス内容が拡充されることがあるため、確認してみることをおすすめします。
まとめ:運転初心者こそJAFに入会すべき理由

JAFは、自動車ユーザーに対して幅広いサービスを提供する信頼性の高い組織です。24時間365日対応のロードサービス、全国約44,000カ所で使える会員優待、交通安全活動への貢献など、そのサービス内容は多岐にわたります。
特に運転初心者にとって、JAFは以下の点で心強い味方となります。
まず、運転経験が浅いうちはトラブル対処が難しいため、プロに任せられる安心感があります。次に、「人」に付帯するサービスのため、マイカーを持っていなくても活用できます。また、利用回数無制限なので、何度でも頼れます。さらに、会員優待で日常的にお得を実感でき、年会費は月額333円相当と手頃な価格設定になっています。
2,081万人以上の会員と約90%の高い継続率が、JAFのサービス品質を物語っています。これからカーライフをスタートする運転初心者の方は、ぜひJAFへの入会を検討してみてください。
入会手続きはJAF公式サイトから簡単に行えます。また、ディーラーや自動車販売店、コンビニエンスストアなどでも入会手続きが可能です。まずは公式サイトで最新のキャンペーン情報をチェックして、お得に入会しましょう。
JAFの豊富なサービスと特典を活用して、安心・安全で快適なカーライフを実現してください。
この記事の情報は2026年1月時点のものです。最新の情報はJAF公式サイトでご確認ください。


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